カスタムオーダー【SRのつくりかた 70sカスタム編】3

カスタムオーダー【SRのつくりかた 70sカスタム編】2からの続きとなります。

 

【小物パウダーコート、加工編】です。

 

錆びたり汚くなった部品を綺麗にしたいと思います。

 

 

 

リアサスペンションのスプリングもパウダーコートしました。

 

 

センタースタンドは飛び石などでボロボロになりやすい部品の一つです。

厚みを持たせたパウダーコートをすることにより耐久性が向上します。

 

 

 

ステップはステンレスでピンを製作。

ステップバーをウエットブラストで処理して組み立てました。

 

 

 

タンデムステップのブラケットはフレームと合わせてグロスのブラック仕上げ。

同じくステップバーを取り付けます。

 

 

 

【外装ペイント編】

 

ベース色をソリッドで仕上げますのでラインやマークは対照的にキラッとさせます。

赤みが強い荒めのゴールドです。

写真では分かりにくいです。すいません。

 

 

 

塗装でマークを入れます。

もちろん「SP」。

ベースとなるソリッドカラーは4色混ぜてつくりました。

ターコイズよりもやや青みが強いカラーです。

写真を撮る度に色が違いますので全てバラバラです。

 

 

クリアで仕上げます。

 

 

 

 

 

 

字が小さすぎてラメが入りにくいです。

他に難しいのはマスキングを剥がすときに文字のラメがマスキングに持っていかれる時があります。

ひと手間加えることでそれを回避することができます。

 

 

ギリギリできました。

 

 

 

【組立て編】

 

ベアリング類の取付、圧入。

 

 

 

スイングアームのニードルベアリングは必ずプレスで圧入します。

スイングアームもフレーム同様パウダーコートです。

 

 

 

 

チェーンは530を使用。

らしさを出すのにこのサイズは欠かせません。

それ以外のメリットはないと思いますが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

製作したメインハーネスもバッチリです。

 

 

 

ヤマハのマスターシリンダーはフルードが発射されますので、このようなものをつくって使用しています。

以前紹介したキャリパーセンター事件は無事解決しました。

 

 

 

 

 

キャブレターは2型を使用。

OHしてウエットブラストで仕上げました。

扱いやすくて非常にいいキャブレターです。

 

 

 

もう少しです。

 

 

組み立てる前に忘れていた作業を紹介します。

錆びたテールベース。

 

 

 

錆を落とします。

 

 

内側はブラックに。

 

 

一度錆びたところは落としてもまた錆びてきます。

錆を落とした部分だけをパウダーコートのクリヤで処理します。

 

 

 

使用するテールの分解。

 

 

これは完全にメッキが剥がれていましたので再メッキしました。

 

 

 

メインハーネスに取り付けることができるように配線を純正色で処理します。

 

 

 

 

70年代プンプンの部品を使用することによって、よりクラシックなカスタムを目指します。

こういったカスタムが決まるのもSRならではです。

アルミフレーム付きのリフレクター。

 

 

磨いて取り付けます。

 

 

 

テールは純正よりも更に大きい丸型。

 

 

 

ここでようやくお披露目です。

「垂れないウインカー」

 

 

 

 

 

 

 

エンジンカバーは黒にするか迷いましたが・・・。

 

 

 

クロムメッキです。

 

 

 

マフラーはキャブトンタイプ。

 

 

 

これで完成となりました。

エンジンも何の問題もなく始動し灯火類もバッチリです。