フレームペイント

SR400 フレーム塗装

このページではフレームペイントについて書きたいと思います。

 

フレームペイントに一番最適な塗料は何でしょうか。

ペイントの最初のページで紹介した通り、様々な種類の塗料があり、用途も様々です。

 

フレームに求められるものとして何があるでしょうか。

 

・塗装の美しさ

・飛び石などによる耐傷性

・ボルトの締め付けなどで割れにくい強度(密着性)

・エンジンオイルやガソリンなどの耐油性、耐溶剤性

 

 

・塗装の美しさ

フレームはタンクの塗装と同様に、目立ちます。

質感がざらついていたり、ムラがあっては台無しです。

 

 

・飛び石などによる耐傷性

缶スプレーでフレームを塗ったとしましょう。

器用な人が塗れば最初は綺麗に見えるでしょう。

しかし飛び石などですぐに傷が付きます。

厚く塗れば傷が付きにくいと考えがちですがそうではありません。

飛び石が当たることで塗装にクラックが入り、密着性の悪い塗料だとすぐに剥がれてしまします。

 

 

・ボルトの締め付けなどで割れにくい強度(密着性)

フレームを塗った後、部品を取り付けて完成となりますが、これから先メンテナンスの度、部品を脱着することになります。

ナットを締めるたびに割れるような塗料ではフレームを塗ることはできないでしょう。

 

 

・エンジンオイルやガソリンなどの耐油性、耐溶剤性

SRの場合、フレームの中にエンジンオイルが入っています。

フレームに全く付着せずに乗り続けることは難しいです。

またコックやキャブレターのトラブルでガソリンが漏れ、フレームに付着する場合もあります。

フレームの塗装には耐油性や、耐溶剤性が求められます。

 

 

これらから考えることができる最適な塗料とは何でしょうか。

当店では総合的に判断して最適な塗料は「パウダーコート」だと考えています。

耐溶剤性以外に関しては、ほぼ大丈夫でしょう。

 

耐溶剤性に関してはパウダーコートしたフレームにガソリンが長時間付着した場合、艶がなくなってきます。

最終的には塗装が柔らかくなり浮いた状態になりますが、ほとんどの場合はそうなる前に揮発します。

艶がなくなった場合は磨くと元通りになりますので、分厚い塗膜を持つパウダーコートでしたらまず大丈夫です。

 

完璧な状態を目指す方は最適な方法として、ガソリンが付着しやすい部分だけ「セラコートクリヤ」を塗る方法があります。

セラコートは非常に薄い塗膜ですが、耐溶剤性に優れています。

ガソリンが付着しても艶がなくなったりすることはありません。

 

パウダーコートとセラコートを合わせることで弱点を補うことが可能になります。

 

このように様々な塗料を合わせることにより、長く使用できるフレームが完成します。

 

塗る前に、不要なステーのカットや、ストッパー再生の溶接加工、ループフレームの加工などもできますのでご相談ください。

 

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