SR500 レストアとカスタムの軌跡 1
このページではSRのレストア作業を紹介します。
レストアというのは広い意味を持ち、内容はショップによって様々です。
当店が考えるレストアという作業をお伝えしたいと思います。
ベース車はこの車両になります。
ドラム型1988年式のSR500です。店の奥から出してきました。
分解をします。
分解しながら加工されている箇所、使える部品、使えない部品を考えます。
またこの時にエンジンの中身も含めて年式の適合も行います。
分解するとすぐにわかりますが色々な箇所で溶接加工されています。
リアはループフレーム加工、フェンダーを固定するためのステーが溶接されています。
今回はレストアとカスタムを同時に行います。
ループフレーム加工をしますので元々フレームが加工されている方がノーマルフレームを加工するという罪悪感がありませんので気が楽です。
この溶接を見ると一度切断されたフレームにもう一度違うフレームから切断したブラケットを溶接したことがわかります。
これはリアのタンデムステップとマフラー、さらにはブレーキのロッドを固定する大切な箇所になります。
見た目は1985年式のエンジンですが確定ではないのであまりこの時は気にしていません。
カスタムされています。
分解しますがその前に大切な作業があります。
それは点火のチェックです。
情報が全くない車両の場合、点火のチェックをしないと組み終わった後にまた分解することになりかねません。
分解前に確認する箇所、分解後に確認する箇所を分かっていないと時間ばかりかかります。
点火のチェックはチャージコイルのチェックに他なりません。
CDI、IGコイルなどは点検しません。壊れる可能性が低いからです。
ただキルスイッチ関係はトラブルになりやすいのでCDI側で解除します。
メインキーも必要ありません。
これで点火しなければ断線を除いてチャージコイルのトラブルがほぼ確定します。
こういったことを短時間で判断していきます。
プラグを外して確認しようとしましたが、これは・・・。
新しいプラグで確認します。
火花の確認ができました。
では分解します。
メインハーネスは製作しますので適当に外して処分します。
ずれています・・・。
これは先ほど書いたように違うフレームからブラケットをもう一度溶接したことが理由です。
フレームと足回りだけになりました。
ここで分解は一旦終わります。
理由はシートに合わせてフレームの加工をするからです。
ワンオフシートの場合、全体のバランスを見ながらフレームを加工しますので足回りがないとわからないのです。
ループフレームを切り落としました。
色々な形のシートが製作できるようにベースを製作してあります。
カスタムオーダーで使用する時もあります。(現在はナロハイシートとして販売しています)
これに合わせてフレームを溶接します。
フェンダーを取り付けするステーも溶接します。
フェンダーも足回りがないと位置がわかりませんのでこの時にしっかりと決めておきます。
ステーを溶接するために必要な抜け穴をあけておきます。
ウインカー取り付けのステーもこの時溶接します。
シートに合わせてフレームの仮溶接が終わりましたので足回りを分解し、フレームだけにします。
スイングアームはギリギリ外せました。
サイドスタンドは緩めようとした瞬間割れました。
汚れで気付きませんでしたが一度溶接されているようです。
この何回も溶接されたブラケットを直したいと思います。
シャフトが入る部分も欠けているのでやり直すことにしました。
取りました。

























