SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 6

エンジンのブラストにサンドブラストは使用しません。

昔は使用してた時もありましたが色々な問題点が多く現在の仕様に落ち着いています。

ウエットブラストを2台使い下地作りをしています。

2台というのは同じ用途ではありません。全く違う使い方をしています。

 

前の記事に書いた通り、油分、塗膜、錆、これらを取り除かないと塗装ができません。

古い塗装を剥がしていきます。この時に油分も除去しています。

 

 

このケースはマシな方ですが塗膜の下からアルミの腐食が出てくる場合があります。

これを取らないとどんなに高価な塗料を使用しても、どんなに丁寧に塗っても同じ結果が待っています。

後、ウレタン塗装は密着が悪い上、塗膜が厚いのでエッジが多いエンジンには不向きです。

 

 

よくあるチェーンによる削れ。

 

 

 

まだ大丈夫でしたが念のため盛っておくことにしました。

 

 

 

塗るよりも時間がかかるのがヘッドやシリンダーのフィンの処理です。

 

 

 

 

 

これは前回載せた作業前です。(クランクシャフト側)

綺麗にするのは塗装する側だけではありません。

 

 

 

乾燥後すぐに塗っていきます。

腐食が始まったり、油分が付着するからです。

 

 

 

続きます。