SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 11
エンジンのOH、ペイントが終わりました。
ここでフレームに戻りたいと思います。
フレームのことを記録したのは4が最後になります。
下地の前のことまで書きました。
古い塗装、錆を完全に落としてからパウダーコートします。
SRはフレームの中にオイルが通る珍しいバイクです。
しっかりとマスキングや栓をして下地作りをします。
フレームのサンドブラストは外注です。
いつも綺麗に確実に作業してもらっています。
このまま錆びる前にすぐパウダーコートしたいところですが確認するところがあります。
フレームの作業の中で一番大切なことになります。
SRはフレームの中をオイルが通ると先程言いましたが、時々漏れているフレームがあります。
これはオイルタンクの溶接のブローホールやアンダカットから漏れていることがほとんどです。
つまり元々漏れていることになります。
塗膜や薄い被膜で隠れていますが振動や衝撃で剥がれていずれ漏れてきます。
これはブラストで剥がれるものですのでパウダーコートの前に漏れている場合は判断できます。
ブラスト後は油分が一切ありませんので少しでも漏れていれば上の写真のようになります。
これをオイルが通る個所全て調べて、漏れている場合は修正します。
このブローホールから漏れています。
ここは現在は漏れていませんが時間の問題だと思います。
溶接で補修します。
いよいよパウダーコートです。
グロスブラック(艶有)です。
綺麗にパウダーコートできました。