シャリ― フルレストア その後2

シャリ― フルレストア その後

の続きです。

 

何とか吹けるようになり走行中は快適ですがアイドリングが不安定でエンジンが停止してしまいます。

そこでスロージェットを交換してセッティングを出したいところですが・・・このキャブにはスロージェットもジェットニードルもありません。

そうなれば空気の量を調整してセッティングを出したいところですがパイロットスクリューはあれどエアスクリューやエアジェットはなし。

パイロットスクリューを絞り込んでもかなり濃い状態ですので、エアポートを加工、製作しエアスクリューをつくりました。

アイドリングスクリュー、パイロットスクリュー、エアースクリューがこの狭い空間に並んでいます。

 

 

結果は・・・とても調子よくなりました。

 

さて次の問題はガソリン容量の少なさです。

2.8Lしか入りませんのでいくら燃費がいいといっても少なすぎます。

というわけでサブタンクを製作します。

条件は簡単に外せること。

純正のコックを使用したいので取り付けができるようにA5052材を加工します。

 

 

 

次はキャップです。

これも純正を使用したいのでフライスで合うように受けを製作します。

 

 

 

 

こんな感じでできました。

5Lも入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シャリ― フルレストア その後

少し前にシャリーのレストアを紹介しました。

色々と続きがあって記録の為にも記事にしたいと思います。

 

 

 

エンジンは88cc。

キャブレターはノーマル。

マフラーもノーマル。

ここだけ聞くとノーマルの外観にこだわりがありそうですがそうではありません。

【なんとなく】ただそれだけです。

 

キャブレターを交換しなかったのはアクセルケーブルの問題があります。

初期型シャリーのアクセルは特殊でスロットルボディがありません。

そういったところを気に入ってレストアしたのに交換してケーブルを変えるのはちょっと・・・。

さらに問題なのがシャリーはキャブレターを交換すると入るスペースが限られているためボディからキャブレターが飛び出すんです。

それもちょっと・・・。

 

 

キャブレターを交換しないとなるとセッティングするしかありません。

88ccですのでとりあえず20番程メインジェットを上げてスタート。

濃すぎて走らないので少しずつ下げて薄くしますが結局ノーマルのメインジェットでも濃いことがわかりました。

これはエンジンの圧縮が上がったことにより吸入負圧が増え以前よりもガソリンを吸い出す量が増えたことが原因です。

そこでノーマルより小さいメインジェットを注文し取り付けましたが一番小さくしてもまだ濃い状態です。

マニホールドをフライスで加工し少しでも吸入速度を変えようとしますがドンピシャにならず・・・。

ファンネルも製作しましたが・・・。

 

 

 

こうなればキャブレターのセッティングに合わせて他を薄くするしか方法がありません。

マフラーを交換ではなく加工します。

スチールパイプを曲げ、サイレンサー部分に規則的に穴をあけます。

 

 

サイレンサーはSRのエキパイで使用しているステンレスパイプを加工しました。

蓋もステンレスで製作します。

 

 

 

出来上がったのがこれです。

見た目はノーマルですがよく見ると・・・。

 

 

何かくっついてます。

 

 

始動すると明らかに調子が違います。

濃い症状はゼロに近くなりました。

力強く走ることに感動し興奮もつかの間、アイドリングの調子が悪いことに気付くのです。

 

続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シャリー フルレストア 【その7】

今回で最後です。

写真だけ。

 

 

 

 

シャリーのレストアはこれで終わりです。

記事にまとめると簡単ですが少しずつ作業しましたので時間がかかりました。

よくあるビフォーアフターの写真だけではなく、作業工程を全て公開できることが本当のレストアです。

今回もまた作業することによって色々とスキルアップすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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