SR400SP マスターとキャリパーのOH
 
		
		
今回はSR400SPのマスターシリンダーとブレーキキャリパーのOHです。
現行のモデルと全く違うブレーキですので、手間や金額がそれなりにかかります。
同じSRですが旧車をレストアすると考えた方がいいでしょう。
初期型ディスクと呼ばれるモデルは1984年までとなりますが、その中で1982年以前はマスターシリンダーの形状が違います。
当然手に入らない部品で、マスタータンクが樹脂製ですので修理にも気を使わなければいけません。
1979年SR400SP

マスターシリンダー、ブレーキキャリパー分解したところです。

シールキットは部品が出ますので全て交換。
問題は本体の腐食、出ない部品の腐食です。


キャリパーボディは細かいメディアでウエットブラストします。
ここはピストンが入りますので錆をそのままにすることはできません。

錆びたピストンはバフ研磨します。
錆びていますので研磨しても多少巣が残り、100点の仕上がりにはなりません。
そのまま組めば40点、研磨して組めば70点、できる範囲で一番いい選択をするしかありません。

キャリパーシールとピストンの錆が重ならないように、パッドの厚みを調整します。


マスターシリンダーのダイヤフラムのカバーはブラストで錆をできるだけ落とします。

ブレーキフルードに侵されないセラコートで仕上げます。

できあがりました。
長持ちしますように。
この先は祈ることしかできません。

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