SRのつくりかた vol.7
「SRのつくりかた」と題したこの企画。
カスタムオーダーとしてSRの製作をしておりますが一体どのように製作しているのか一例を紹介したいと思います。
今回はパーツのパウダーコート編です。
フェンダーやライトステー、メーターケースなどのメッキパーツ。

フェンダーの裏やケースの中はどうしても錆びてしまいます。
このフェンダーを見てください。
どちらも綺麗な状態に見えると思います。

ところが裏はこのように違いがはっきりします(左は新品)。
どうしても錆びてしまいます。

ライトケース、メーターケースも同じです。

ライトステーの裏も同じですが時々このようにシルバーに塗ってある物を見かけます。
しかしこれも同じ運命、いずれ錆びてきます。
フェンダーの裏などは飛び石や水など常に過酷な状況です。
ウレタン塗装では持ちません。

ライトステーのベースプレートやメーターステーもパウダーコートします。

ライトケースやライトステーはグロスのブラック、ベースプレートはハーフグロスです。

裏もブラストで錆を落としてからしっかりパウダーコートします。

メッキパーツは変わっていないように見えますが・・・。

裏をマットブラックでパウダーコート。


グラブバーも水が溜まりやすく錆びやすいところをパウダーコート。


最後にメーターです。
古いメータですのでリムの塗装が剥がれています。

メーターは分解できませんのでパウダーコートのように高温で焼き付けることができません。
そこで低温のセラコートで処理します。

メーターを取り付けるボルトが中で落ちてしまいイライラした経験のある人もいるかもしれません。
チョンと固めておくだけで作業が楽になりますよ。
