SR500 エンジンのOHとボアアップ 其の1

今回の作業紹介はSR500のエンジンのOHです。

From Miyagi-ken

 

既に分解したところから失礼します・・・。

 

 

カムシャフトとロッカーアームは焼けています。

 

 

 

ヘッドが焼けるのは主にオイル不足が原因です。

オイルが入っていても焼けることがあり、その場合はオイルの循環に問題がある場合があります。

エンジンの内部でオイル漏れを起こし適正な圧力がかからずトラブルになります。

見た目では全く分からないのでOHの際は注意して作業します。

 

 

オイルポンプのオイルシールは2枚あります。

ドライバーなどでこじるとアルミのボディに傷が入りますのでプーラーで引き抜きます。

 

 

取り付けは専用に製作した工具を使用してプレスで圧入します。

適当に交換すると意味がないどころかトラブルになります。

 

 

オイルポンプ内側のカバーボルトは外すのに苦労する場合が多いですが、ガスケットを交換するために外して面出しと、ボルト穴の清掃をします。

 

 

 

ケースを清掃して新しいベアリングを圧入します。

 

 

 

腰下が組み上がりました。

ケースカバーのオイルシールにも注意しないとフレームのオイルがエンジンに落ちてしまいます。

その場合始動時にスカベンジングポンプがフレームにオイルを戻すまでフィードポンプがヘッドに圧送できませんのでダメージが残ります。

大切なのはオイルラインを増やすようなことではなく、適切な圧力のオイルラインを保つことにあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR500 中古車情報

中古車情報です。

初期型の中でも比較的扱いやすく乗りやすい1983年モデルのSR500です。

ノーマルですがサイレンサーのみ当時物のスチールメッキのものが付いています。

作りがよく、吹け上がりの軽い500によく合ったサイレンサーです。

とてもいい音がします。

 

 

詳細は中古車のページからお願いします。

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