SRのつくりかた vol.2

 

「SRのつくりかた」と題したこの企画。

カスタムオーダーとしてSRの製作をしておりますが一体どのように製作しているのか一例を紹介したいと思います。

 

 

エンジンをブラックに塗装します。

エンジンを塗装するためには分解しなくてはいけません。

理由は主に2つです。

 

・「足付け」と呼ばれる下地の工程がブラスト処理でないとできない。

足付けは塗装の下地では基本的な作業であり大切な作業です。

タンクなどを塗装する時にペーパーをあてる作業と同じですがエンジン場合フィンの奥などは磨くことができません。

足付けができていないと出来上がった時の仕上がりは同じでも後に必ずボロボロになります。

そこでブラスト作業が必要なのですがブラストをするには分解が必要なのです。

 

 

・エンジンの塗装は焼き付け塗装が基本。

塗料には様々な種類があり、塗る部品や用途によって使い分ける必要があります。

よく見かけるのがウレタン塗装。これはタンクなど外装に使用される塗料です。

調色もでき、季節を問わず安定的に塗れ、ラインやぼかしなどデザイン性に優れた塗料です。

後から塗られたエンジンはほとんどがウレタン塗装です。(缶スプレーは論外とさせてください)

ウレタン塗装はボルトやナットのトルクに耐えることができない為、これもまたいずれ剥がれてしまいます。

最適な塗料は基本的には焼き付けるタイプの塗料です。(例外もあるので基本的とさせていただきました。)

焼き付けるにはオイルシールやOリングを外さなくてはいけません。更に内部のオイルも完全に取り除く必要があります。

これが分解する理由です。

 

 

説明が長くなりました、作業の続きです。

 

 

洗浄しブラストが終わりました。

 

 

セラコートでブラックにします。

 

 

 

低温で艶を安定させてから中高温で長く焼き付けます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SRのつくりかた vol.1

 

「SRのつくりかた」と題して新連載をスタートします。

カスタムオーダーとしてSRの製作をしておりますが一体どのように製作しているのか紹介したいと思います。

カスタムというのは整備ができているということが大前提です。

整備やレストアができて初めてまともなカスタムができると考えています。

ですのでカスタムの紹介だけでなく整備やレストアの作業も紹介します。

ここで紹介するのはカスタムオーダーとしての一例ですが参考にしていただけたらと思います。

 

 

まずはベース車のご紹介。

車両がなければ始まりません。

 

 

ベースはドラム型のSRですが、初期型のキャストホイールが付いています。

これを分解していきます。

 

 

 

今回はここまでです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1983 SR500 納車整備

 

1983年式SR500の納車整備のお話。

エンジンが下りておりますが納車整備とは別にOHを行いました。

 

 

タイヤ交換、ブレーキやフォーク、ステムも整備を行います。

年内に仕上げる作業が多くて、写真撮ることが難しいため少なくてすいません。

 

年式が古く外観はお疲れのところも多いですが、配線などの状態もよくエンジン内部の部品も非常に状態がよかったです。

 

 

 

調子よく乗るのに欠かせないキャブレターの整備。

後期型と比べるとクセの強いキャブレターです。

硬化した部品、消耗した部品を交換します。

 

 

 

初期型のノーマルに乗ると現行のSRとは一味違った楽しみがあります。

軽く回る吹け上がりのいいエンジン、面白いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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