スイングアームとステムの曲りと交換

 

 

バイクはまっすぐ走って当たり前。

もし購入した時や、手に入れた時から何か違和感を感じていても正解がわからない。

でもその違和感はきっと当たっていて、何かをきっかけに元に戻ることがあるのかもしれません。

 

修理の作業はあまりブログでも載せません。

皆さんかっこいいカスタムのブログを期待しているからでしょうか。

修理中は手もギトギトでカメラ触っている場合じゃないからでしょうか。

修理前のSR400

 

 

今回修理したSRは天を仰ぎ、私と目も合わせようとせずやってきました。

乗っているお客さんも何が悪いのかわからない、ただ違和感を感じていたようです。

予算以内で直せるところを直して走りたいということでした。

 

まずスイングアームが曲がり過ぎて異常摩耗したスプロケットの交換からしましょう。

SRの異常摩耗したスプロケット

 

 

 

スプロケットの交換だけではまた同じように減るだけです。

奥からスイングアームを探して取り付けます。

中古品ですがベアリングは新品、オイルシールも新品。

インナーシャフトはしっかり穴を貫通させて、グリースを入れ直します。

見た目はボロでも、オーバーホールとはこういうものです。

 

外したスイングアーム。

曲がったスイングアーム

 

 

 

ブレーキの掃除も済ませて、リア周りはこれで大丈夫でしょう。

修理中のSR

 

 

 

後はフロントフォークからオイルが漏れているのでOHして、キャブレターも掃除して・・・。

リアも普通に戻ったので一度試乗します。

 

勝手に蛇行します・・・。

勝手に蛇行する場合はステムの締め過ぎか、ステムが曲がっている場合がほとんどです。

ステムは予定になかったので、困ります。

とりあえず店で一番汚いステムを探して取り付けます。(汚いですけど曲がってません。)

 

曲がっていたステム。

黒ではないのが珍しいです。

曲がったステム

 

 

 

ついでにベアリングも掃除してグリースの塗り直しくらいはと思ったのですが、レースが逆。

これは蓋側です。

でもこんなこと嬉しそうにわざわざお客さんに言いません。

もしかしたら狙ったカスタムかもしれません。

・・・そっと直しておきましょう。

SRのステムベアリング

SRのステムベアリング修理

 

 

鍵を一つにしたいということでしたが、元は6線、新しいシリンダーは4線。

色々な方法があると思いますが、一番簡単な方法で結線しました。

メインキー

メインキー配線加工

 

 

 

 

完成して試乗しました。

まっすぐ走ることが嬉しかったです。

大切にしていっぱい乗ると言って貰えましたので、それもまた嬉しかったです。

SRハンドル周り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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