SR400 初期型 キャブレターのOH
今回はキャブレターのOHを紹介します。
SR400初期型のキャブレターです。
SR500初期型のキャブレターもそうですが一番気になるのはボディの状態です。

よくあるのがパイロットスクリューの締め過ぎによる折損、ボディに詰まっていることがあります。
折れはしなくても穴の変形によりセッティングが出せなくなる場合もあります。
交換するだけのメインジェットの詰まりとかOリングの劣化とか正直どうでもよくて、ボディの状態が一番重要となります。

外す部品で気を遣うのがニードルジェットです。
叩くと簡単につぶれて広がってしまいボディに傷が入りますのでアルミの棒を使用してプレスで引き抜きます。
固着してる場合はプレスで押した時、先にアルミの棒が潰れますので変形のリスクを抑えることができます。

無事に取れました。
小さい部品ですが必ず交換しておきたい部品です。

キャブレターの分解や組み立てはPBのドライバーがお勧めです。

外観はウエットブラストで綺麗にします。

ウオーターガンや超音波などでメディアを取り除きます。

今回は一つ部品を製作します。
旋盤加工で小さな部品をつくります。


手の皮が剥けるほど回しにくいアイドリングスクリューを交換します。
そのために必要な部品です。
FCRのスクリューを流用しました。
軽々回ります。

ガスケットやOリングなどOHに必要な部品を交換し出来上がりました。
後は取り付けて調整します。


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