SR400 ホイール交換、フロントフェンダーの加工、ペイント他

今回のカスタムは後期型ディスクモデルのSR400にワンオフで部品を製作しながら初期型ホイールや初期型ディスクブレーキを取り付けます。

いかにもカスタムしましたという感じではなく自然な雰囲気を目指して仕上げたいと思います。

 

 

持ってきていただいた古い純正部品。

まずフロントハブ。

 

 

 

初期型ホイール。

 

 

 

ディスクローター。

 

 

 

どうしても消すことができない腐食がありますができるだけ綺麗に長持ちするように仕上げたいと思います。

ハブはブラストで錆を落とします。

 

 

 

旋盤にセットして研磨します。

 

 

 

スプロケットハブ、ディスクローターや、初期型のキャリパーも全てブラストで剥離します。

 

 

 

ヘッドライト周りはフォークカバーを製作し、ヘッドライトや初期型のライトステーなどを含めてキャンディでペイントしました。

錆防止の為にライトケースの中やライトステーの裏側もペイントしてありますがこれはウレタンでペイントするのではなく、パウダーコートで焼き付けてあります。

理由は裏をウレタンで塗ると後に必ず剥がれて錆が発生するからです。

つまり裏側はパウダーコート、表の見える部分はウレタン、少しでも長持ちするように仕上げています。

 

 

 

初期型のライトステーは長さが違います。

イモビ付きのSRには少し前に出さないと取り付けできません。

ジュラルミンでカラーを製作してオフセットします。

 

 

 

旧車の雰囲気を出すためにフェンダーのステーを製作しました。

ステンレスパイプを手曲げで製作。

 

 

 

取り付けステーを溶接。

 

 

 

磨きました。

 

 

フェンダーとの隙間をカラーで埋めますがジュラルミンだと硬すぎてラバーだと柔らかすぎます。

こんな時ちょうどいいのがジュラコンです。

 

 

 

自然な仕上がりを求めて、フォークアウターにフェンダーステーを取り付けるブラケットを溶接。

A5052材で製作し溶接しました。

フォークアウターは軽く研磨してパウダーコートのクリヤ仕上げです。

 

 

 

 

ブレーキキャリパーはセラコートブラック仕上げ。

ピストンを含めて消耗品は新品に交換しました。

 

 

 

取り付けるとセンターが合わないので加工して調整しました。

センター出しもきっちり行わないと後にトラブルになります。

 

 

 

磨いたホイールリムに製作したステンレススポーク。

 

 

 

 

こんな感じになりました。

 

 

 

フォークブーツがないのでXS-1B風ですね。

いい感じに仕上がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 配線(ハーネス)の製作

今回は配線の作り方を簡単に紹介したいと思います。

カスタムオーダーの車両でよく製作するのですがハンドルの種類や電装品の種類によって毎回製作方法が違います。

配線図などは書きませんので最初に頭の中でまとめてから一気に製作します。

 

 

 

 

今回はこのボバータイプのハンドルの中に配線を通した所からスタートです。

ハンドルスイッチは左のウインカースイッチのみ、後ハンドルからの配線はブレーキスイッチがあります。

 

 

 

 

 

配線の長さは車両ごとに変わりますのでメインハーネスに使用する配線を仮にフレームに沿わせ長さを測ります。

 

 

 

 

ピットに配線を設置していますので切らずに長さを測ることができます。

 

 

 

 

長さが決まればアクセサリーやアースの数を増やし加工していきます。

ヘッドライトから電装プレートまでの配線をメインハーネスと呼んでいます。

 

 

 

 

数が決まればチューブに通し、カプラーやギボシの加工をします。

 

 

 

 

よくある普通のギボシ端子だけでなくファストン端子や旗型端子、H4カプラーなど様々です。

端子に合った工具を使用してカシメます。

 

 

 

 

 

メインハーネスが終われば点火系や充電系をつなぐサブハーネス(と呼んでいます)を製作します。

バッテリーの有無、ジェネレーターやメインキーシリンダーの年式、種類などを考えて加工します。

 

 

 

 

今回はサイドにメインキーシリンダーを取り付けます。

 

 

 

 

 

 

サブハーネスがメインハーネスとつながれば完成となります。

簡単に紹介しましたが時間の短縮ができずとても時間がかかります。

好きでなければ難しい仕事です・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 電装ボックスの製作

SR400用の電装ボックスの製作。

 

 

溶接もしますのでアルミ合金A5052で製作。

 

 

レギュレターは底面に取り付け。

 

 

 

クリヤ仕上げです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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