SR400 初期型ステップの取り付けと加工

新しい年式のSRに初期型のステップを取り付ける場合があります。

取り付けはモノが手に入れば非常に簡単です。交換するだけ。

難しいのはタンデムステップでそのままでは取り付けすることができません。

今回は最終モデルのSRに初期型のタンデムステップを取り付けたいと思います。

 

 

初期型のタンデムステップ。

 

 

右側の純正タンデムステップ。

 

 

外すとこのような感じです。

 

 

回り止めのストッパーが付いていますのでそのままでは取り付けすることができません。

ストッパーを削って取り付けするわけにもいきません。

 

 

ブラケットの製作。

ジュラルミンの板を使用します。

 

 

ボルト穴をあけてフレームの形状に合わせてフライスで削ります。

 

 

 

回り止めストッパーに合わせてブラケットも加工します。

 

 

ここにストッパーが入ります。

 

 

 

左も取り付けベースを製作し溶接加工。

後はステップも分解しパウダーコートです。

 

 

焼き付けている間にステンレスピンを旋盤で製作。

 

 

 

できました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1997 SR500ハンドルの交換

SR500のハンドル交換の紹介をしたいと思います。

 

今回選んだハンドルとライトステーはステンレス製。

クラシックな雰囲気で錆びないのが魅力的なパーツです。

 

 

ノーマルのトップブリッジをそのまま使用したのでポスト穴を削り出しのキャップで埋めました。

メーターをそのまま使用するとハンドルに対して高くマウントされますのでノーマルステーを加工、パウダーコートして取り付けしました。

 

 

ウインカーはミニウインカーと72ウインカーのちょうど間位の大きさです。

 

 

 

ライトやハンドルの位置は好みがありますが、お任せで依頼されると大体このような位置になります。

 

 

 

前からの姿も高すぎず低すぎずカッコいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 配線処理

今回はSR400の配線の処理について書きたいと思います。

綺麗にしてほしいというのはよくある依頼です。

ハンドルやヘッドライトを交換しても配線がごちゃごちゃしていたり、収まりきらない配線があると折角のカスタムが台無しです。

 

 

 

ヘッドライトを外し、テープで巻かれた配線を綺麗にしていきます。

 

 

 

バイクの配線が難しいのはステアリングの動きとヘッドライトの動きが同じ時、つまり固定されている時はハンドルを動かすたびに配線も動くところにあります。

 

長さが適切でない場合や結線に問題がある場合は後にトラブルになります。

タンクの下に隠せばいいというものではありません。

 

カスタムをすれば電装類の交換や追加をすることもあります。

そうしていつの間にかぐちゃぐちゃになるのです。

 

よく問い合わせをいただきます、「スッキリさせるにはどうしたらいいんですか?」と・・・。

何が取り付けられているかわからないので答えることができないのですが、配線のことがわからないのであればやめておいた方がいいです。

例えばスイッチの交換でカプラーの配線を全てギボシに変える場合があります。

これによって配線のボリュームが増します。

綺麗にしようとして配線が増えることもあるのです。

 

配線の処理とは9Pのカプラーを6Pと3Pに分けて配線の通り道をそれぞれ変えたり、あえて遠回りさせることによって配線を隠したり、配線の動きの負担を減らしたりと様々なテクニックがあります。

後にトラブルになった時、素早くアクセスできるようにすることも大切なことです。

 

 

ビニールテープで配線を巻くこともよく見ますが、やめた方がいいです。

 

 

この作業は未だに正解というか完成がありません。

毎回改良しながら作業をしています。

面倒よりも楽しさが上回ったのは本当にここ数年の話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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