SR400 レストア&カスタム その3【フレーム編】

SR400 レストア&カスタム、今回はフレーム編です。

直すからには長く乗れるように錆をブラストでできるだけ落とし、最も適した方法で塗装したいと思います。

 

錆もギリギリのところが多く、穴が開きそうな箇所もありました。

穴が開くと更に大変な作業になります。

その場合パイプの裏側も錆びてきます。

 

 

 

 

錆と塗装をブラストで落とし処理します。

SRはフレームの中にオイルが入ります。

溶接部分の錆など様々な理由からオイルが漏れる場合があります。

何となくフレームがベタベタする場合、漏れていることがあるのです。

ブラストで剥離することで少しの漏れであっても確実に見つけることができます。

ただブラストして塗装するだけではなく、あらゆるトラブルの可能性を考えて作業することを心掛けています。

 

 

 

いつもフレームはグロスブラックでパウダーコートしますがこの車両に関してはハーフグロスで処理します。

ハーフグロスの方が腐食跡に対して良好な塗膜が残せることと、厚めに処理ができることが理由です。

 

 

 

 

 

できました。

ピカピカのグロスもいいですが鈍く光るフレームもまた高級感があります。

 

 

 

 

同じくボロボロだったスイングアームもハーフグロスでパウダーコートしました。

 

 

 

組むのが楽しみです。

今回はここまでです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 レストア&カスタム その2【ホイール編】

SR400 レストア&カスタム その1【分解編】

 

 

 

前回最後に足回りが気になると書きました。

 

 

黒に塗られたSRのホイールのほとんどは分解せずにそのまま塗られています。

リムもスポークもスポークニップルも全て同じ黒。

最初はそれなりに見えますが後に必ずボロボロになります。

分解しないとまともな下地ができないこと、足回りに適した塗料が使用されていないことが理由です。

タイヤ交換の度に、ひどい場合は洗車の度に塗膜が剥がれていきます。

 

 

分解したホイールハブです。

塗膜の下が錆びています。

これをまず剥離するところからスタートですのでマイナスのスタートです。

 

 

ホイールリムも同じです。

 

 

 

 

 

 

剥離すると純正の錆びたハブが姿を現します。

 

 

 

ブラストで錆を落とします。

 

 

 

パウダーコートします。

腐食が激しいところは滑らかに仕上がりませんがこれで長持ちします。

裏も錆びないように仕上げます。

 

 

 

スポークは新品を1本1本パウダーコート。

 

 

 

ハブはツブツブブラックで仕上げました。

 

 

 

組み立てます。

 

 

新品のベアリングを圧入し、タイヤを組んで完成となります。

 

 

 

ローターもボロボロでしたのでインナーをパウダーコートで仕上げました。

 

 

 

 

SR400 レストア&カスタム その1【分解編】

この連載はタイトル通りSR400のレストアとカスタムを紹介したいと思います。

 

カスタムはボルトオンパーツでのカスタムからワンオフのカスタムまで、非常に幅が広いことは皆さんご存知かと思います。

レストアも同じです。ただキャブレターを掃除してエンジンを始動させるだけのことをレストアと言う人もいれば、新車以上の状態にすることをレストアと言う人もいて、これもまた幅の広さがあります。

ここではその幅の広い【カスタム】【レストア】を同時に紹介したいと思います。

 

難しいのはレストアは需給が一致しにくい点です。

レストアは手間が非常にかかります。

予算内で作業をするのは大変な時もありますが、いつも終わって振り返るといい思い出しか残っていません。

作業を公開することでレストアの大変さと楽しさの両方を知っていただけたらと思います。

 

 

 

それでは車両紹介。

遠方よりはるばるやってきたSRです。

 

 

 

 

まず分解。

 

 

 

 

全体的に腐食が多いです。

エンジンもなかなかの腐食っぷりです。

 

 

 

エンジンは更に奥まで分解します。

 

 

 

最も気になるのが足回り。

理由についてはまた次回にでも説明します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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