SR546エンジンOH 其2
SR546エンジンOH 其1 続きです
シャフト痩せています・・
クランクケースにベアリングを圧入していきます
の前にボルト穴の掃除を済ませておきます
外したクランクは少し(0.005mm)痩せていたので使いません
新品のクランクを芯出しします
クランクケースに収めます
・・・・続く
SR546エンジンOH 其1 続きです
シャフト痩せています・・
クランクケースにベアリングを圧入していきます
の前にボルト穴の掃除を済ませておきます
外したクランクは少し(0.005mm)痩せていたので使いません
新品のクランクを芯出しします
クランクケースに収めます
・・・・続く
今回のエンジンOHは546ccにチューンされているSRです
私が組んだエンジンではないので非常に楽しみです
いいところたくさん吸収しましょう
悪いところ探すのは成長しません
私は文句を言うのは自分の仕事だけと決めています・・
クランクまで分解
ピストンはJE91mm
なるほど、リセスの深い特有のカーボンの溜まり方です
デイトナシリンダーやビッグフィンによくある共鳴が非常に紛らわしい
打音も確かに出ていますが音ほど異常があるわけではありません
フィンだけでずいぶん違うものです
シリンダーは広がったクリアランスより歪みが気になります
乗り方でこうなるのか、こうなる運命だったのか。
対策をしないといけません
SR400 エンジンOHと500化 其1 続きです
今回ピストンは500純正を使用します
ハイコンプになりませんので【レギュラーガソリンで大丈夫お財布にやさしい仕様】です
500のピストン品番1E6はXT500の型式です
SRで今でも1E6とか583とか使用されていると何か嬉しくなりますね
400を500にするわけですからボアは同じ
クランクを交換するだけで500になるのはSR乗っている方ならご存知の通りです
しかしクランクを交換しただけではどうでしょうか
500になるとストロークが増えますのでピストンが今まで以上にもぐります
つまり使われていた部分と使われていなかった部分に段差があるのです
段差を無くすためには一番拡がっている部分に合わせてホーニングしないといけません
なるほどホーニングして全て同じ寸法に仕上げて完成・・・
じゃないんですね
一番拡がった部分に合わせるとピストンクリアランスが広すぎるんです
純正のピストンは寸法に個体差がありますので一概には言えませんが結局スリーブを入れ替えないといけません
ちなみに最初に述べた段差がある状態でも500として普通に走行できます
ホーニングして寸法合わせてクリアランスが広い状態でもリングさえ新品にしたらオイルが上がることなく普通に走るでしょう・・・しばらくは
500にするだけでもこのように色々あります
どれが一番最適なのかは分かって頂けたと思います
ピストン寸法に合わせてスリーブを製作、ボーリングします
超音波洗浄にて鉄粉の除去とガスケット面の完全脱脂を行います
シリンダーの取り付け
スタッドも取りつけます
ヘッドも最低限の作業はします
シートカットとラッピング、シール交換
新品チェーンを付けてヘッドカバーを取り付けて終了です
フレームに積んでから仕上げの作業です
出来上がりました
慣らし頑張って頂きましょう