SR400 エンジンOHと塗装 其ノ2

前回の続きです。

SR400 エンジンOHと塗装 其ノ1

 

 

 

 

下地処理の終わったエンジンです。

 

 

 

クランクケースと腰上をセラコートでブラックにします。

 

 

 

新品のベアリングを圧入し組み立てます。

 

 

 

オイルポンプについてフィードポンプはもちろん大切なのですがスカベンジ側に異常があると何の意味もありません。

クランクを割ったときにしかできないガスケットを交換します。

 

 

 

オイルポンプ内の2枚のオイルシールを交換します。

 

 

 

クランクの芯出しを行います。

 

 

 

芯出しが終わったクランクシャフトをケースに組みます。

 

 

 

ミッションの摩耗の確認と一部部品を交換したらフォークと共にこれもケースに組みます。

 

 

 

 

先程のオイルポンプを組み、外すのに苦労したスタッドボルトを取り付けます。

 

 

 

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 エンジンの塗装

 

エンジンの塗装は全ての部品を外した状態で行います。

 

 

 

ウエットブラスト(ガラスショット)。

 

 

 

ウエットブラスト(アルミナショット)。

 

 

 

ガラスショットは仕上げ用、アルミナショットは下地用です。

同じウエットブラストでもこのように使い分けます。

アルミナショットで下地を作ったシリンダーはセラコートのブラックで仕上げました。

 

 

 

 

ヘッドはアルミナショット後、ガンコートのシルバーです。

 

 

 

クランクケースの下地。

 

 

これもガンコートのシルバー仕上げです。

 

 

 

組んでいる最中ですので完成したらまた載せたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR500 エンジン塗装(純正仕様)

今回はいつも紹介するエンジンの中のことではなく、外観のことを紹介したいと思います。

カスタム車ではブラック仕様の人気が高いですが、ノーマル車にとても人気なのが今回紹介する仕様になります。

 

 

ドラム型SR500のエンジン。(仕上げたもの)

Beforeの写真を忘れてしまいました・・・。

それなりに腐食が進行していたエンジンです。

 

 

SR400、SR500ドラム型エンジンの場合、純正のエンジン各部品の仕上げは以下のようになります。

1 シリンダーヘッドカバー アルミ素地

2 シリンダーヘッド シルバー塗装

3 シリンダー アルミ素地

4 クランクケース シルバー塗装

5 クランクケースカバー 研磨後クリヤ仕上げ

6 ストレーナーカバー アルミ素地

7 タペット、カムチェーンテンショナー、インジケーターカバー 研磨後クリヤ仕上げ

 

当店で純正風に仕上げる場合、基本このままの仕様になります。

 

 

シリンダーヘッドカバーはウエットブラストで仕上げます。

この時にメディアを2種類使い分けます。

粗で錆を落とし、細で光沢を出します。

 

 

 

シリンダーヘッドは塗装仕上げです。

これは同じくウエットブラストで下地を作った後、焼き付け塗料で約150分高温で焼き付けます。

 

 

 

シリンダーはヘッドカバーと同じウエットブラストの仕上げとなります。

 

 

 

クランクケースはシリンダーヘッドと同じ焼き付けの塗料で仕上げます。

 

 

 

クランクケースカバーはウエットブラストで錆を落とした後、研磨し洗浄します。

その後パウダーコートのクリヤで仕上げます。

研磨の状態のままだと磨き続けないと曇ったり錆が発生します。

ウレタンのクリヤでは密着が悪く、いい結果になりません。

腐食具合により仕上げが変わりますのでいつもとても苦労します・・・。

 

 

 

塗装も手間がかかりますがウエットブラスト処理をした時の残留メディアの清掃も非常に手間がかかります。

 

以上純正仕様のエンジン塗装の紹介でした。

見違えますのでお勧めの作業です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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