【1995年SR400部品】のパウダーコート

今回はお預かりしたSR400の部品のパウダーコートを紹介します。

 

 

30年も近く前のSR400です。

当然錆も発生し塗装も剥がれます。

 

 

 

古い塗装を剥離した後、ブラストで錆を掘るように取っていきます。

これが穴となりパウダーコートをした際にトラブルになることが多々あります。

腐食を見て1つ1つ焼き方を変えるなど工夫をして、できるだけ安定した状態を目指しています。

出来上がるとボロボロの状態だった部品が嘘のように綺麗になります。

 

 

ステップバーもスチール製の年代ですのでステップバーをパウダーコートのシルバーで、ベースをブラックにして仕上げました。

ピンをステンレスで製作し取り付けました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 SR500のフレームの話

今回はSR400とSR500のフレームの話です。

 

当店でレストアの作業などでフレームを塗り替える時は必ずパウダーコートをします。

耐久性の向上が最も大きな理由ですが他に同じくらい大きな理由があります。

それはフレームからのオイル漏れに関係します。

エンジンオイルがフレームの中を循環するSRにとってフレームは単なる骨組みというモノではありません。

事故や転倒などでフレームにクラックが入りエンジンオイルが漏れてくる場合があります。

 

 

例えばこれです。

これはメイン部分に大きな衝撃が加わり曲がったものを修正し補強されたものです。

私がこのSRに跨った時に違和感があり急いでタンクを外すとこのような状態でした。

 

 

エンジンオイルが漏れるのは必ずこの部分になります。

塗装が剥がれていることから分かるように溶接されて直されています。

 

 

このフレームは初期型の希少なものでしたが世に出回らないようにバラバラに切って処分しました。

 

ところが事故や転倒をしていなくてもフレームにクラックが入りエンジンオイルが漏れてくる場合があるのです。

理由は元々の溶接によるものです。

巣穴から少し滲んでいるのがわかると思います。

 

 

 

これは新車の時からこの状態であるため気を付けようがありません。

悪い言い方をするとハズレが存在します。

フレームをパウダーコートするときは必ずブラスト処理をします。

このブラストされた状態は梨地の状態で少しでも油分が付着すると色が変わります。

フレームの溶接部分から油分が少しでも滲むとすぐにわかります。

 

このフレームもわかりにくいですが少し漏れが確認できます。

 

 

溶接ビードが空洞になっており直しにくいのですが見つけた場合は必ず直します。

下の写真で大きな巣穴が確認できると思いますが埋めにくいです。

 

 

2021年にパウダーコートしたフレームで漏れていたのは2台でした。

フレームをパウダーコートする時は全ての車両でこのようなことをチェックします。

ただ綺麗になる、それだけではない大きな理由がパウダーコートにはあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 フレームのパウダーコートと加工

 

綺麗な外装に綺麗なエンジン。

しかしフレームがお疲れだとせっかくの外装やエンジンが台無しです。

そこで今回はフレームを一度ブラストで綺麗に剥離してから、パウダーコートで仕上げたいと思います。

ウレタン塗装も最初は綺麗なのですが、経年と共にどうしても剥がれてきます。

これはどんなに下地作業を丁寧にしてもクリヤを厚く吹いても結果は変わりません。

 

 

 

 

 

とても綺麗に仕上がりました。

不要なステーを取ったり、少し補強も入れました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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