SR400 カスタムオーダー

カスタムオーダーで製作したSR400を紹介します。

 

 

カスタムオーダーには大きく分けて3種類あります。

1つ目は(古い年式の)純正をレストアするオーダー。

純正スタイルのカスタムなどもこれに含みます。

2つ目はこんな感じのSRに乗りたいという感じで写真や店に置いてある車両を見本にお任せで製作するオーダー。

初めてSRに乗る方にも人気のオーダーです。

3つ目はある程度部品やスタイルを決めていただくオーダーになります。

 

この車両は3つ目のオーダーになります。

 

エンジンはクランクの芯出しからスタートし、OHしてあります。

外観は錆や塗装を全て剥離し、セラコートやパウダーコートで仕上げました。

カバーはバフ研磨後パウダーコートでクリヤコーティングをしてあります。

 

 

キャブレターは消耗部品を交換しOHしてあります。

外観も腐食がある場合はウエットブラストで処理します。

 

 

 

左からの外観もきれいな状態です。

フューエルコックもOH

 

 

フロントハブはブラストで剥離後パウダーコート。

ホイールリムも同様の処理をしています。

スポークはステンレスで製作、この組み合わせで腐食に強い足回りが出来上がります。

フロントフォークはOHと同時にアウターをパウダーコートで仕上げてあります。

 

 

ドラムパネルも同様にパウダーコートで仕上げてあります。

その時にメーターギアも全て分解し組み立て直します。

 

 

リアもフロントと同じです。

 

 

フレームは一部を加工、ブラストで塗装と錆を全て剥離、オイルタンク部からの漏れを確認しパウダーコートで仕上げてあります。

 

 

スイングアームやタンデムステップ、サイドスタンド、エンジンハンガー、ステム、トップブリッジ、ポストなど全ての部品をブラストで剥離しパウダーコートで仕上げてあります。

 

 

ハンドル内部に配線を通し、見た目をスッキリさせました。

 

 

 

純正のバッテリーケースをパウダーコートし取り付けました。

サイドカバーを取り付けしますので見えることはありませんがきれいな方がいいですよね。

 

 

純正の工具箱も固定ステーを製作して取り付けしました。

 

 

メインハーネスを製作。

純正とほぼ同色を使用しトラブルにも対応しやすいように製作しています。

 

 

外装はブラックをベースにダークブルーのパールを使い2コートで仕上げました。

 

 

車両製作に欠かせないカラー類、ボルト類。

ボルトのサイズを変換したり、部品の位置決めをするのにオーダーの場合は毎回20-30個ほど製作します。

今回はボルトオンの部品が比較的多かったため少なめです。

 

 

他にも細かい部品など製作しています。

 

 

車体はドラムブレーキの前期型、メインキーシリンダーは後期型を使用していますのでトップブリッジを加工しメインキーシリンダーを取り付けています。

またメインハーネスの製作時にリレーを取り付け、キーON時に接点を切り替えてキルスイッチを作動させています。

これをしないと新しいメインキーシリンダーを取り付けすることができません。

 

 

ありがとうございました。

SR400 カスタムオーダー作業 【車体】

前回カスタムオーダーのホイールの作業を簡単に見ていただきました。

今回は組み上がったベースとなる車体を見ていただこうと思います。

 

 

この車両はフルレストアのオーダーになりますので前回紹介したホイールの他に足回り、エンジン、フレーム全てに手を加えた仕様になります。

エンジンは分解後、古い塗装、錆などを数種類のブラストで剥がします。

クランクケースや腰上はセラコートでブラックに、エンジンのカバーや腰上の一部の部品はバフ研磨後パウダーコートのクリヤーで仕上げました。

クランクシャフトの芯出しを含めてOHをして組み立てます。

 

 

フレームは同じく古い塗装や錆をブラストで剥離しパウダーコートで仕上げます。

フレームがオイルタンクになっているSRの弱点をチェックし、問題があれば修正します。

よくあることですのでこちらの記事を参考にしてください。

SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 11

 

 

パウダーコートで仕上げたフレームは耐久性抜群で長持ちします。

 

 

OHし、アウターケースをパウダーコートしたフロントフォークです。

ディスクローターは初期型のオリジナルですがインナーをパウダーコートし、良い状態にして組み立てます。

 

 

ステム、トップブリッジ、ポスト全てパウダーコート仕上げで何十年経ってもきれいな状態を保つことができるように仕上げてあります。

フォークは仕上がる姿を想像してタイヤの外径やシートの高さなどを考えて延長キットを製作し取り付けます。

この車両は3センチの延長キットを製作しました。

ステムボルトもジュラルミンで製作しました。

 

スイングアームやトルクロッドもパウダーコート。

520のスプロケットは排気量やキャブレター、用途に合わせて乗りにくいギヤ比にならないように歯数を選んで取り付けます。

 

 

次はレストアに欠かせないメインハーネスの製作になります。

 

SR400 カスタムオーダー作業 【ホイール】

カスタムオーダー(レストア込みのフルオーダー)中の作業をお見せしたいと思います。

フルオーダーの場合はホイールを分解しハブ、スポーク、リムすべてに手を加えます。

例を紹介します。

 

ドラム型であるこの車両は、前後ハブのパウダーコート、前後ホイールのパウダーコート、ステンレススポークのワンオフ製作を行いました。

ベアリングやタイヤ、スプロケットなどは全て新品になります。

ハブは当時の物を使用しますので分解後ブラスト処理、旋盤での研磨作業を経てパウダーコートでブラックに焼き付けます。

缶スプレーやウレタンペイント仕上げでもこの時の見た目はほとんど変わりませんが時間が経つと明らかな違いが出てきます。

 

 

 

もう1台紹介します。

このSRは初期型で、前後のリムをH型に変更、ハブはパウダーコート仕上げ、ステンレススポークを製作しました。

 

 

様々な工程を経てオーダー車両は完成します。

私自身楽しみながら作業していることは間違いありません。

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