SR400 エンジンOHとスープアップ

今回OHするエンジンは2型のエンジンです。

既に焼き付いた状態で送られてきたエンジンになります。

今までの経緯や乗り方を聞き、仕様を提案していざスタートです。

 

エンジンはいつも通り全バラで、塗装もしますのでブラストで下地処理をします。

セラコートで焼き付けた後、ベアリング類を取り付けます。

 

 

OHと芯出しをした500クランクシャフトを取り付けます。

分解している時に1985年製のエンジンだとわかっていますので答え合わせをしながら組み立てます。

 

 

 

強化オイルポンプが入っていました。

分解しシール類を交換します。

 

 

クラッチまで腰下を組み立てました。

 

 

カバーはご希望でリンクル仕上げです。

 

 

また腰上を組む時に記事にしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 ハンドルの交換とスイッチなど

今回はSR400インジェクションモデルのハンドルの交換をしたいと思います。

選んだハンドルはこちら。

 

 

このハンドル、振動の対策でウエイトが溶接されている優れものなのですが

 

 

 

ハンドルの配線中通しができないというデメリットがあります。

そこで中のウエイトを外します。

結構長いんです。

 

 

 

短くなった分、反対側も短くして・・・ではなく旋盤で新たなウエイトを製作。

ワイドハンドルに交換したのに短くなっては意味がありません。

配線が通るようにウエイトを少し短く製作してあります。

インロー構造でハンドルの長さも元に戻します。

 

 

太らないようにナメ付けで溶接します。

 

 

準備ができたので分解開始。

 

 

これで配線を通すことができました。

 

 

 

ベイツタイプのヘッドライトに交換しますので配線を整理します。

 

 

 

 

メーターの位置出しカラーを製作。

このカラーでいつもヘッドライトやハンドルの高さに合わせてメーターをマウントしています。

 

 

 

 

配線の処理方法は年式によって変えています。

バイクはハンドルを切ったときに配線が動きますのでその動きで負担をかけないことが大切です。

あと、綺麗にまとめすぎないこと。

たまに言われることがあります。

ノーマル車で配線を綺麗にまとめてほしい・・・無理です・・・。

 

 

イメージが大きく変わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400スクランブラー 解体新書 巻の一

前に製作したSR400スクランブラー

記事でも紹介していますが

SR400(SR522)スクランブラー製作記 1

カスタムの経緯を【SR400スクランブラー解体新書】と題してもう少し詳しく紹介したいと思います。

 

 

 

今回はフロントホイール、ブレーキ編になります。

 

 

まずこのSRのフロント足回りはハブが旧型ハブ(1978-1984)、フロントフォークが3型以降ディスクモデル用(2001-)となっています。

旧型ハブを使用した理由は旧型ディスクローターの雰囲気がいいからです。

小さい内径からオフセットしながら広がるディスクは旧車の雰囲気にぴったりです。

新型フォークを使用した理由は旧型に比べてキャリパーを固定するブラケットがホイールセンターからより離れた位置にあるからです。

スポークホイールの場合ホイールのセンターにキャリパーが近すぎるとキャリパーとスポークが干渉することになります。(キャリパーを片押し2Pから4Pに交換する場合。)

そこで通常はディスクを大径化しキャリパーを外に出すことにより干渉を防いでいます。

ところがこのSRはディスクローターのこだわりがあったため、大径化の選択肢がなかったのです。

大径化できないということはキャリパーを外に出すしかありません。

しかも純正流用のキャリパーでないとカスタム感が出すぎてこのSRの雰囲気に合わないのです。

これ・・・記事にすると何言っているかわからないですね。

簡単にまとめると

ディスクローターは昔のがいい。

スポークホイールがいい。

キャリパーは純正の片押し2Pではなくて純正流用の4Pがいい。

になります。

写真ではいかにも純正のように綺麗に付いていますがかなり加工して取り付けました。

簡単にインスタのストーリーにも書いたことあるんですがこの足回りの不思議さに気付かれたことがないことが嬉しいんです。違和感がないという意味で。

正直興味がないというのが一番の理由だと思いますけど。

 

キャリパーはOHし、外観はドライブラスト、内部はウエットブラスト。

セラコートでブラックに焼き付けて仕上げました。

 

一目で苦労を思い出す異径対向4Pキャリパーが私にはいつも輝いて見えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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