SR400 カスタムオーダー【スクランブラー】

フルオーダーで製作した車両になります。

 

 

タンクカラーは紅掛空色という伝統色をベースに塗りました。

 

エンジンOH。

フレームを含むすべての部品にパウダーコート。

 

 

オリジナルのナロハイシート。

このシートとてもいい雰囲気出ます。

 

 

特大ガード。

手曲げマフラー。

 

 

楽しい仕事ありがとうございました。

 

 

SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 10

エンジンの続きです。

 

 

 

カバーの処理をします。

 

 

 

クリア層を剥離しウエットブラストで錆を落とします。

 

 

番手を小さくしながら研磨します。

 

 

バフ研磨します。

 

 

研磨剤を洗浄した後しっかりと乾燥させてパウダーコートします。

 

 

 

 

 

取り付けて完成となります。

この瞬間はいつもうっとりします。

 

 

好きでなければできない作業だと思っています。

見た目も中もこれから製作する車両に相応しいエンジンに仕上がったと思います。

 

 

元のエンジンを載せておきます。

 

 

SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 9

腰上を組みたいと思います。

とその前に部品の準備から。

 

シリンダー。

深い傷と放置による腐食。

ボーリングをすれば使用できますが排気量はそのまま(ボア87mm)でいきますのでスリーブを入れ替えました。

 

 

ピストンはできればそのまま使用したかったのですが諦めます。

ちなみにこれでも始動し走行できます。

中古車の場合このままの状態の車両が実際あります。

そうなると分解した時に入っている傷は自分が乗っている時についたものなのか、元々なのか判断することはできないのです。

この溶けたピストンが原因で最後は焼き付きます。

焼き付いた場合、自分が乗っていた時になるわけで責任は自分にあるように思うかもしれませんが実際はそうではない場合もあるのです。

 

 

 

使えそうなピストンを探しました。

 

 

使用できるように処理します。

 

 

 

シリンダーヘッドとバルブ。

 

 

 

シートカットと研磨。

 

 

ついでにシリンダーのナットも。

新しいSRには使用されていないこのアルミナット、腐食するとトルクに耐えることができず割れてしまいます。

 

 

というわけで製作しました。

ジュラルミン製。

 

 

では組んでいきます。

 

 

ガイドは新品です。

 

 

 

ここで一度上死点にして上がってくるオイルをふき取ります。

 

 

 

シリンダーヘッドのガイドにステムシールを取り付け、バルブスプリング、バルブを取り付けます。

 

 

1988年モデルのこのカムシャフトはこれから先ずっと使用されることになります。

問題ありませんでしたのでベアリングを交換しそのまま使用します。

 

 

 

 

 

 

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