SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 8

クランクケースのベアリングの圧入から組立てをスタートします。

 

 

 

ボルト穴清掃することを忘れていました。

 

 

クリップ付きベアリングは適当に圧入すると折損します。

 

 

オイルポンプカバーのガスケットはクランクケースを分解したこの時しか交換できません。

苦労することも多いこのガスケット交換ですがこれから先漏れることがないよう確実に作業します。

 

 

クランクシャフトを芯出し。

 

 

ミッションはシャフトを確認するために分解します。

 

 

分解するために外したサークリップ類は新品に交換します。

 

 

クランクシャフト、ミッションを取り付けます。

 

 

ケースの合わせボルトはクランクケースをブラックに塗った場合は基本的に黒色クロメート処理された強度ボルト(10.9)を使用します。

SRのエンジンに限ってですが使用されている全てのボルトの長さと径、締め付けトルクを覚えていますのでとても楽です。

 

 

 

オイルポンプのオイルシールを交換します。

2枚あります。

 

 

 

 

圧入します。

 

 

ポンプ本体のガスケットも交換し取り付けます。

圧送するオイルがエンジン内部で漏れていては意味がありません。

先程のカバーのガスケットも含めて交換しておきたいところです。

 

 

カムチェーンを新品に交換します。

 

少し擦れた跡が・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 7

塗ったあと約2時間焼き付けます。

冷ましたら完全に密着していますのですぐに次の作業に入ることができます。

 

 

今回はシリンダーヘッドのフィンを研ぎました。

 

 

組んでいきますが予め部品のチェックをしています。

ピストンは使用できないので交換します。

スリーブも使用できません。

 

 

綺麗に直したいと思います。

 

最初に点検をしたジェネレーター。

 

 

カプラーの劣化やチューブの割れなどありましたので綺麗にします。

 

 

カプラーや端子、チューブを全て新品にし綺麗にしました。

 

 

続きます。

 

SR500 Restore&Custom レストアとカスタムの記録 6

エンジンのブラストにサンドブラストは使用しません。

昔は使用してた時もありましたが色々な問題点が多く現在の仕様に落ち着いています。

ウエットブラストを2台使い下地作りをしています。

2台というのは同じ用途ではありません。全く違う使い方をしています。

 

前の記事に書いた通り、油分、塗膜、錆、これらを取り除かないと塗装ができません。

古い塗装を剥がしていきます。この時に油分も除去しています。

 

 

このケースはマシな方ですが塗膜の下からアルミの腐食が出てくる場合があります。

これを取らないとどんなに高価な塗料を使用しても、どんなに丁寧に塗っても同じ結果が待っています。

後、ウレタン塗装は密着が悪い上、塗膜が厚いのでエッジが多いエンジンには不向きです。

 

 

よくあるチェーンによる削れ。

 

 

 

まだ大丈夫でしたが念のため盛っておくことにしました。

 

 

 

塗るよりも時間がかかるのがヘッドやシリンダーのフィンの処理です。

 

 

 

 

 

これは前回載せた作業前です。(クランクシャフト側)

綺麗にするのは塗装する側だけではありません。

 

 

 

乾燥後すぐに塗っていきます。

腐食が始まったり、油分が付着するからです。

 

 

 

続きます。

 

 

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