SR400からビッグフィン500へ、OHとスープアップ 其2
前回の続きです。
ミッションを点検後、SR500の重いクランクを取り付けます。

輸出用のSR500ピストン、それに合わせてスリーブの製作、面研などを済ませてシリンダーを取り付けます。

ノーマルのカムを取り付け、最後の仕上げです。
ビッグフィンは迫力があってカッコいいですね。

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ミッションを点検後、SR500の重いクランクを取り付けます。

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今回のエンジンはノーマルの400ccから、ストロークアップで500ccへのスープアップです。
少々お疲れ気味のエンジンですので、しっかりOHして気持ちよく乗れるようにしたいと思います。
清掃後、ベアリングから取り付けます。


84mmストロークの新品クランクを組み付けます。
このSRはミッションの状態がよく、ベアリング以外はそのまますべて使用します。

ピストンは輸出用の500ピストンを使用します。
ボアが400と同じですので、スリーブを新たに製作、最小限の面研をしてあります。
超音波洗浄後、組み付けます。

スリーブは「ターカロイ鋳鉄」。
耐摩耗性に非常に優れた鋳鉄です。
ディーゼル車に使用されるターカロイ鋳鉄と同じものですので、どれだけ長く持つかがわかると思います。

シートカットやポートの清掃も行います。

バルブ研磨。

作業はとても時間がかかります。
慣れているのですが、省略するところがないからです。

後は、ヘッドを取り付けて、フレームにのせて、エア抜きして始動して終わりです。
エンジンは終わりですが、この車両には続きがありますのでまた次回。
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続きです。
今回使用するピストンはワイセコの89mm。
WPCやDLC処理を済ませて組みつけます。

カムシャフトはヨシムラST-1

OH前に組まれていたメガサイクルカム。
このカムシャフト、リフト量は一般的なハイカム程度ですがデュレーションが300°近くあります。
コスワースのハイコンプピストンに作用角の広いカム。
しっかりと組むには時間がかかりそうなメニューです。
今回は10:1のワイセコピストンにST-1カムですから、チューンとしては控えめになりました。

シリンダーなどを超音波で洗浄し、組んでいきます。


ボアが小さくなりますのでスリーブを製作。


細かい部品はウェットブラストです。



シリンダーヘッド。
イン側に残るデトネーションの跡。
圧縮が高すぎたのか・・・セッティングでどうにかなったのか、点火でどうにかなったのか私にはわかりません。

コスワースのピストンに合わせて少し燃焼室加工がされていますが、以前私がコスワースのピストンを組んだ時も同じような加工をしてあります。
このようなシリンダーヘッドを目の当たりにすると、このエンジンも内部で悲鳴を上げていないか気になります。
最近ウオタニで点火を調整し、シャシダイチェックしました。
夏季など特に注意深くチェックしていきたいと思います。
デトネーションの痕跡を消すために面研します。

圧縮が上がりますのでギリギリでやめたいところです。

21/100削りました。
少し上がった圧縮はガスケットで調整します。

バルブのシートカットとポート清掃。






真鍮のテンショナーカバー。
偶然ですがセラコートの色とほぼ同じです。




出来上がりました。



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