メーターステーの製作

SR400メーターステーの製作

現在もクラシックな感じでお洒落ですが

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今回はトップブリッジの交換ついでにメーターをカウルマウント

キーもメーターパネルに埋め込もう作戦でいきたいと思います

カウルのステー幅を十分に生かしたデザイン

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人気の2階デザイン

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パイロットランプは大きめのものを使用します

配線を綺麗に加工しておきます

 

 

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出来上がったステーに溶接など加工していきます

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パウダーコート

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配線の処理

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取り付けます

スピードはモトガジェットのモトスコープミニ

タコは定番・・・と言うには高いですね、スタック

そしてメインキーシリンダーをパネル下部に取り付けました

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配線とかセンサーとか何やらで凄い時間がかかりました・・・・

エンジンOHできそうな時間です・・・

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スクリーン越しに見るメーターがこれまたかっこいいんですよね・・・

ショーケースに入っているっぽくて高級オーラがでるんでしょうか?

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続)TW225からTW231 OHと少しチューン

WPCの残留メディアを取り除くため各パーツを超音波洗浄後組んでいきます

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ロブセンター(以下LC)を計ります

・・・の前にバルブクリアランスを見ます

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エキゾーストは余裕ですがインテークがぎりぎりアウトです

じゃあピストンリセスの加工をしないと・・・の前に気になるのはこの2つの差です

もう少しタイミングが遅ければインテークのクリアランスは広く、エキゾーストのクリアランスは狭くなります

ここでタイミングが随分と早いんではないか?と予想するわけです

粘土はクリアランスを見るだけじゃなくて他にも理由があるんですね

 

 

LCの計測

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結果はインテークで10度も早い・・

私の中で測定誤差もありますので3度はセーフ

4度はお客様に相談(笑)

5度はアウトといった具合です

10度はさすがにちょっと・・・なのでカムのスプロケットを加工します

エキゾーストも計算して、TWはカムチェーンが伸びやすい(らしい)ので乗れば乗るほどタイミングが遅れてきます・・も計算して

8度ずらします(カムは4度)

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でもう一回計測

ばっちりLC IN105.5 EX106

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さあ粘土はどうなったのか

このようにクリアランスが大体同じようになりました

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リセスの加工はしなくて大丈夫です

あの時リセスを加工すればどうなったのでしょう

ピストンの形状が変わり重さも変わります

圧縮も下がります、必要ない加工費までかかります

一つ加工をするとどうなるのかを考えるのがチューニングの楽しさです

圧縮なんてほとんど変わらないよって思う方いるかもしれません、実際そうです

重要なのは分かっているかどうかです

メリットが勝ったときは迷わず進め!ですね

 

 

OHも終わりカバーを取り付けます

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ここまで精密に組んでも壊れるときは壊れます

全て純正品であれば安心ですがそうじゃありません

社外部品の材質の問題やら何やらで私が予想できないことが起こることは事実です

でもあの時もしかしたらあれがまずかったのかな・・・なんて私が思うことはありません

一番いいと思う状態で組んでいますので・・・

長持ちして欲しいという祈りも一緒に組んであるんですよ

 

 

TW225からTW231 OHと少しチューン

TW225の腰上OH

とタイトル通りの少しだけチューン

TT225用のハイカムをいれるのでここは正確にしっかり組みたいと思います

 

 

ピストンはWPCとハイパーモリショットした1.25オーバーサイズを使用します

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シートカットとバルブ研磨

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ロッカーアームやカム受けなどもWPC

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SRと違いTWのロッカーシャフトはキツいので少し温めます

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温めてもキツい・・・

なんとか手で入りました

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カムは前述のTT225用メガサイクル

をハイパーモリショット

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強化バルブスプリング

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ハイカムを入れると問題なのはバルブとピストンのクリアランスやスプリングの密着長、ロブセンターの狂いなどがあります

まずスプリングのセット寸法から確認します

バルブが開くということはスプリングが縮みます

ハイカムを入れるとよりスプリングが縮みます

するとスプリングがゴッチンコ?する時があるのです

アウターがゴッチンコ、インナーがゴッチンコ、ステムシールとコッターがゴッチンコ

この3つです

スプリングをセットした状態から最も縮んだ状態までの長さがバルブストローク+2mmの余裕が欲しいところです

 

ちなみに全部は書きませんがノーマルスプリングでこのハイカムを入れるとどうなるのか・・・だけ書きます

ノーマルのスプリングセット寸法は32.0mm

密着長は20.5mm

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タペットクリアランスと余裕寸法を合わせて計算すると9.55mmまでバルブリフトが可能です

ハイカムのデータは最大リフトが9.15mmですから組んでもゴッチンコしないことになります

と言いたいですがこれはアウターだけでありインナーもバルブステムの飛び出しも同様に計算しないといけません(最初に述べた3つ)

更にデータでは9.15mmですが実際はどうなのか?測ってみないと答えは出ません

 

 

 

スプリングについてもう一つ

サージング防止の為に強化バルブスプリングに交換することが多いですがこれにもセット寸法があります

4気筒などでばらつきがあるとスプリングの荷重不揃いとなり真のチューニングとは言えません

バルブシートカットをした場合や社外のスプリングに交換した場合ここも気になる所です

計測して寸法が違う場合はシートの加工やリテーナー、コッターの加工、シムで調整しないといけません

SRは測りやすいですがTWは測りにくいので手作り治具で計測します(説明は面倒なので割愛させて下さい・・・)

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計測の結果そのまま組み込めば大丈夫でした

付属のシムは使用しません

とりあえずサージング防止の為に適当に入れてしまうとSRやTWのようにパワーのないバイクではモロに差が出ます

 

参考にTWではないですが測ってみましたので見てみましょう

まずこれは正常なセット寸法での荷重

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1mmのシムを組んだ状態での荷重(セット寸法が1mm短い)

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このように全然違います

ハイカム入れたのに何か重たいなあ・・・なんて

せっかく入れたのにフリクションも増やしていては勿体ないですね

ハイカムを入れるときはスプリングのセットだけでここまで考えないといけません

 

 

ちょっと長くなりましたので続きはまた次回にでも・・・

 

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