1978 SR500 フルレストア日記 vol.5

※概要※

【SR500 フルレストア日記】と題して、北米から帰国した不動なSR500を再生させたいと思います。

この連載ではレストアとはどのような作業なのかお見せしたいと思います。

 

 

 

今回はエンジンを組み立てたいと思います。

 

前回紹介したクランクシャフト。

少し重いクランクです。芯出ししてから取り付けます。

 

 

 

ケースにベアリングを圧入、ボルト穴をしっかりと清掃します。

 

 

 

 

ミッションは非常に良好でベアリング以外は全てそのまま使用します。

確認のために一度分解します。一度外したクリップは使用できませんので必ず新品を用意します。

 

 

 

クラッチも状態が良くそのままです。

シフト関係のスプリングは折損の可能性を考えて交換しています。

 

 

 

ジェネレーターの取り付け。

これもまた綺麗な状態で残っており、しっかりと点火することを願うばかりです。

 

 

 

純正の状態で点火タイミングを変えることができるようになっています。

これもまた輸出仕様の特徴のようです。

そういえば分解時、どこかに貼ってあったステッカーにBTDCの記載がありました。

始動時に調整したいと思います。

 

 

 

今回はここまでです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR500 フロントフォーク交換

カスタム紹介。

今回はSR500のフロントフォークの交換です。

41mmのフォークとオフセット変更で走りが激変します。

 

 

曲りのない中古品を使用します。

 

 

錆は多めです。

 

 

 

 

アウターはブラストで錆をしっかり落とした後、パウダーコートです。

 

 

 

 

インナーは再メッキ後、チタンコーティングです。

 

 

 

トップキャップを加工します。

 

 

 

傷の多いトップブリッジはフライスで加工、ステムもSRに取り付けができるように加工します。

 

 

 

フロントフォークはカートリッジバルブを仕込みながら組み立てます。

 

 

 

 

ではお披露目。

17インチ×41mmフォークの素敵な組み合わせ。

 

 

 

フェンダーはレッドキャンディカーボン。

 

 

 

フォークにできるだけクランプせず整備性を高めました。

部品の締め跡も残らないので綺麗な状態を保つことができます。

 

 

 

 

メーター回り。

純正キーシリンダーを使用しブラックメーターも純正ですので違和感なく仕上がりました。

ハンドルロックもできますので車検も安心です。

 

 

 

やや低めのヘッドライトポジションです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400 エンジンのOHと塗装 其ノ二

少し前に紹介したエンジンのOHの続きです。

SR400 エンジンのOHと塗装 其ノ一

 

 

 

前回腰下を組みましたので今回は腰上を組み立てます。

ピストンは純正を使用します。

シリンダーの摩耗がありましたので新品の純正ピストンの最適なクリアランスでシリンダースリーブを製作します。

 

 

外観はセラコートブラック仕上げです。

 

 

 

シリンダーヘッドはシートカットや研磨、清掃をし組み立てます。

 

 

 

これもまた外観はセラコートブラック仕上げです。

フィンを研ぎバフ研磨しました。

 

 

カムシャフトはストックを使用します。

伸びの大きいカムチェーンは交換、ベアリングは当たり前ですが交換し組み立てます。

 

 

クラッチは摩耗や錆を確認し組み立てます。

 

 

 

 

フレームのパウダーコートの作業もありますので前回と同じくコロ付きのスタンドで移動してもらいます。

せっかくなので写真を撮ってみました。

 

【クランクケース】 ガンコート仕上げ

【腰上】 パウダーコート、セラコート仕上げ

【カバー類】バフ仕上げ

 

 

このエンジンの作業はこれで終わりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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