SR400からSR510スープアップとOH 其1

セラコート エンジン

 

今回のエンジンOH、スープアップは1mmオーバーサイズのピストンを使用し500クランクで510ccの内容となります。

耐久性とチューンによるパワーアップのバランスを狙った作業となります。

 

このエンジンはオイル食いが激しく、そろそろOHしましょうか・・・となったわけです。

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オイル上がり下がりのダブルパンチでした。

開けて分かったことですが昔のワイセコが入っていました。

90mmのピストンですのでここで予定が狂います。

ノーマルを1mmボーリングして88mmを入れるつもりがスリーブを作り直さなければいけないからです。

更にハイカムも入っていましたが摩耗が激しく、リフト量はノーマルよりも少ないといった状態でした。

バルブも摩耗があり、残念ながら使用はできません。

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パーツを全て洗浄します。

約1日かかります。

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クランクケースやシリンダー、ヘッドなどは全てセラコート。

前回のXT600と同様のブラックです。

落ち着いた艶なのですがしっとり感があり高級感があります。

錆だらけの状態から見違えます。

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ミッションは一度ばらしてチェックします。

こうしないと分からないことがあるためです。

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異音はありませんでしたがシャフトが焼き付いています。

外さなければ分かりません。

しかしですね、同じ作業を繰り返しているとなんとなく部品の雰囲気で分かるようになってくるものです。

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さて部品の状態は全てチェックしました。

続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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XT600 エンジン腰上のOHと塗装 其1

SR400 エンジンペイント

 

珍しいXT600。

異国からお持ち帰りされたようです。

レストアのお手伝いをすることになりました。

まずエンジンの腰上をOHしたいと思います。

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このオートバイ知らない方も多いと思います。

エンジンはSRX600と型式は違いますが同じです。

SRX600は96×84で608ccに対しXT600は95×84で595cc

ストロークがSR500と同じ84mmなので排気量が馴染み深いです。

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SRが小さく感じるビッグボア。

シリンダーはピカピカ、リングもピカピカです。

元々黒かったであろうエンジンは見事にシルバーになっています。

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この部分欲しいと思う人、はーい。

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ピストンは0.5オーバーサイズが入っていました。

SRXの96mmを入れようと思ったのですが手に入りません。

ワイセコなどは色々種類がありますが、今回はあくまでもOHということで社外のピストンは使わないことにしました。

シートカットなどもしますのでヘッドも分解します。

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スリーブは油がまわっています。

Oリングがあってもここからオイルが抜けることがSRX同様にありますので、スリーブは新たに製作します。

また組み立ての時にでも説明します。

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洗浄をして乾燥させます。

古いガスケットはマスキングに使用します。

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ブラストで下地をつくります。

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今回はセラコートです。

いい質感で見違えます。鈍く輝くブラックが何とも言えません。

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続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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SR400エンジンOH+500化 其1

 

SR400エンジンオーバーホールと500cc化

チューンはほとんどなしでオーバーホールメインでいきます

500のパワーを最大に生かせるように精密に丁寧に組みたいと思います

 

 

 

まず当然ですが分解

今回は苦戦しました

ボルトも滅多にないことですが折れました、いや折りました

溶接で時間をかけて引っ張り出しました

ヘリサートはできるだけ使いたくないです

 

シフトシャフトも抜くことができませんでした・・

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ここから更にベアリングやスタッドなど分解します

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洗浄します

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更に洗浄、ここで完全に脱脂します

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汚れが落ちると錆やら何やら目立ってきますね

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ブラストで錆を除去

更に洗浄して・・・・・

今回はセラコートです

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ヘッドカバーはリンクルレッド

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そう、MJNエンジン

今回カラーサンプルで一番近い色を探したのでほぼ同じです

いい質感でかっこいいです

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ボルト穴を全て掃除

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高圧洗浄

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超音波洗浄

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エンジンのペイントをする場合はこれくらい洗浄しています

相当時間がかかるので何かいい方法を考えていますが・・

ここまでしてもブラストのメディアは完全には取れないと思っています

一応自分で納得できるまでしています

 

 

やっと組み立てが出来ます

楽しい作業です

・・・・続く

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